ボラティリティと時間は同じもの

各ストライクがSQ時にITMになるかどうかは,確率的にしか分からない。

その確率はデルタをみると,分かる。

例えば,ある時点のあるストライクのデルタが0.5であれば,その時点でそのストライクがSQ時にITMになる確率は50%である。

その確率はSQまでの残存日数が少なくなるほど,ITMになりそうなストライクの確率は上がる。

逆に,OTMになりそうなストライクの確率は下がる。

ところが,ボラティリティが上がると,その下がったOTMのストライクの確率が上がるときがある。

それは,見かけ上,時間が巻き戻ったかのような効果をもたらすので,ボラティリティと時間は同じものと言える。