相場観ってどうやったら磨かれるの？

相場観を磨くためには相場を張る以外にはない。

泳げるようになりたければ，実際に水の中に入って泳ぐ練習をしないといけないのと同じことである。

泳ぎを覚えるのにいくら机上の知識だけを勉強しても，実際に水の中に入ったら机上の知識のようにはいかないことも多いのだから，とにかく，実際に水の中に入って泳ぎを覚えるしかない。

相場観を磨くというのは，それと同じである。

とにかく，退場にならないように相場を張って相場観を磨くしかない。

相場観に限らず観（勘）というのは，蓄積された経験に基づいて意識的，無意識的に分類されカテゴリーに対するパターンマッチングと言えるので，こればかりは机上の勉強だけではなかなか身につかない。

ただ，効率よく勘を磨く方法なら，あるかもしれない。

それは，結局，地道な努力にはなるが，兎にも角にも「普通の動き」というものがどんなものなのかを知ることである。

暴落・急騰を含むあらゆるパターンでの「普通の動き」を覚えて，その動きに対して自分なりに理論的な推測をする。

マーケットはだいたいは「普通」に動くので，そこまでくれば多分マーケットで生計を立てられるようにはなる。

しかし，おそらくいずれは退場する。

退場せずに長く生き残っていくためには，普通ではないことが起こった時に何が起こるかを知ることか，思惑を外した時に瞬時に逃げられるメンタルを鍛えるかのどちらかである。

後者は日計りスキャルパーに向いてる。