様々なテクニカル分析について

過去の値動きを分析するときには,実によく機能しているように見えるテクニカル分析もあるが,まだ実現していない未来の値動きの分析は当然のことながらできない。

何らかのテクニカル分析に従って未来の値動きを想定したとしても,実際にその想定通りの展開になるかどうかは1/2の確率である。

時には,それ以上の確率でその想定した値動きになるかもしれないが,100%の確率で未来の値動きを当てることができるテクニカル分析はない。

ならば,どんなテクニカル分析に基づこうと,そのテクニカル分析通りの値動きにこの先ならないことも当然あるわけで,結局,想定通りにならなかったときにどうするかを新規にポジションを取る時には考えておかなければならない。

相場に長く生き残るためには,想定通りの展開にならなかったときにいかに上手に対処するか,それ次第と言っても過言ではないだろう。